
ルーツ・ロックの王者 ザ・バンド。
R&B、カントリー、ゴスペル、南部音楽などの
アメリカン・ミュージックのルーツをアメリカ人に見せつけた
カナダ出身のメンバーによるロック・バンド。
ザ・バンドが行った”アメリカ再発見”は ブリティッシュ・インヴェイジョンに夢中だったアメリカ人に アメリカ本来の音楽に対する感覚を取り戻させたと言われている。
ロニー・ホーキンスのバック・バンドからスタートし、
ボブ・ディランのバック・バンドを経て、
68年にデビュー。デビュー以降、76年に解散するまで傑作を
何枚もリリースし、中でもアルバム"ザ・バンド"は
今でも高く評価されている。
83年に再結成し、ツアーとアルバム・リリースを行うが、
99年にリックが亡くなり、活動を停止した。
オリジナル・メンバー
ロビー・ロバートソン・・・ギター
リック・ダンコ・・・ベース、ギター、ボーカル
リヴォン・ヘルム・・・ドラム、マンドリン、ボーカル
リチャード・マニュエル・・・キーボード、ボーカル
ガース・ハドソン・・・キーボード、サックス


50年代の末、アメリカのロック・シンガー、ロニー・ホーキンスが カナダへと移住した。その時のバック・バンドのメンバーである リヴォン・ヘルムがカナダでメンバーを集めて結成したのが ”ザ・バンド”(この頃の名はザ・ホークス)だ。 そのため、デビュー時のラインナップは リヴォン・ヘルムだけがアメリカ人だった。
65年から、ボブ・ディランのバックバンドを務め、 世界中をボブ・ディランと共にツアーする。
68年にバンド名を”ザ・バンド”とし、ロビー・ロバートソン、 リック・ダンコ、リヴォン・ヘルム、リチャード・マニュエル、 ガース・ハドソンのメンバーでデビュー・アルバム "ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク"をリリース。 収録曲の"ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク"は 映画”イージー・ライダー”にも使われた。
69年、ウッドストック・フェスティバルに出演。 アルバム"ザ・バンド"をリリース。 アメリカのルーツ・ミュージックを創り出したこのアルバムは ザ・バンドの最高傑作と言われている。
その後のザ・バンドは、ツアーを行い、アルバムを
年に1枚のペースで
リリースし続けた。70年に"ステージ・フライト"、
71年に"カフーツ"、72年に"ロック・オブ・エイジス"、
73年に"ムーンドッグ・マチネー"、そして、
75年に"南十字星"をリリース。
しかし、75年頃にはメンバー間の不仲はピークに達し、
76年に解散することになる。
76年の11月24日、今では伝説的となったラスト・コンサートを
行い、この模様は”ラスト・ワルツ”としてマーティン・スコセッシによって
映画化された。
83年から、ザ・バンドはロビー・ロバートソン抜きで再結成。 99年の活動停止までに"ジェリコ"(93年リリース)と "ハイ・オン・ザ・ホッグ"(96年リリース)の2枚のアルバムを リリースした。
メンバーは何度か代わっており、85年にジム・ウィーダー (ギター)が加入。86年にリチャード・マニュエルが脱退。 89年にスタン・ゼレスト(キーボード)が加入。 90年にランディ・シアランテ(ベース、ドラム、ボーカル) が加入。91年、スタン・ゼレストが脱退。 92年にリチャード・ベル(キーボード)が加入した。
99年にリック・ダンコが亡くなり、ザ・バンドは活動を 停止した。また、リチャード・マニュエルは86年に自殺している。